ザッカンザッキ

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書いてストレス発散。脳みその中身を気まぐれに吐き出すブログ

電子化の唯一嫌なとこ!

電子書籍にゲームのダウンロード販売

電子化サイコー!

電子データは保管に場所とらない。いつでもどこでも即時に入手可能。コンテンツの入れ替えも一瞬。

便利な世の中になったもんだと、感慨深い。

でも、一つだけどうしても電子化で気に入らん事がある。

それは、友達とのコンテンツの貸し借りができないという事。

本・漫画・ゲームなど、娯楽コンテンツってのは、友達と貸し借りするのが相場だった。

昔はみんな貧乏で、コンテンツを買い分けてたってところもあったかもしらん。

多分、ビジネスはそれを嫌がってるんだろう。

電子化の世界になって、見事にコンテンツを共同保有する事はできなくなった。

欲しくなったものを各人が一つずつ買う世界。

誰か一人が買って複数人で回して遊ぶってのがとてもやりにくくなり、企業側の思惑通りになっていると思う。

でも、本当にその思惑が、ビジネスの拡大に役に立ってるだろうか?

欲しいモノを各人に買わせるのは成功したが、各人の欲しい物を拡大できてるかという点が疑問

別に興味なかったコンテンツを友達のおすすめで押し付けられて、まんまとそのコンテンツにハマった経験は誰しもあるんじゃなかろうか。

コンテンツの貸し借りは協力な宣伝だった。

今の、繰り返されるCMや、人気芸能人(今ではyoutuberか)のレコメンドとは格段に違う、強烈な押し売りがそこにはあった。

昔のコンテンツの趣味は、他人に上書きされたり、書き換えられたりってのが頻繁に起こっていたが、最近はコンテンツの趣味は自分だけで育むものになってしまった。

自分でコンテンツ趣味を育むのはとても安全で安泰な事だけど、食わず嫌いを克服するすべを失った。

自分の嫌いなものも口に押し込まれて強制的に食わされる。

そんな機会もまた必要なのではないだろうか。

自分の嫌いなものに自らわざわざ金と時間を費やそうとする人はいない。

そんな金があれば、自分の好きなものだけを買う。

今は、口を開けて待っていても、誰も食わず嫌いなモノを押し込んではくれない。

それは、とても平和で、とても不幸に感じる。

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